
「言語聴覚士として働くことに疲れた。今まで頑張ってきたけど、限界かも。でも、今が大切な時期って言われるし、走り続けるしかないですよね…」
こんな気持ちをテーマに記事を書いてみようと思います。
- 働くのに疲れているなら、すこし休むのもあり
- 言語聴覚士に疲れた人がやるべき3つのこと
- 疲れがとれたら再開すればいいという話
この記事を書いている僕は、言語聴覚士として働いて15年ほど。
この15年間、順風満帆にキャリアを積み重ねてきたかというと、、、そうでもありません。実は、疲労困憊で休んだ時期がありました。
※というか、今でも周期的に「うぅ~、疲れた」と感じます。
でも、今なら疲労とうまく付き合えていますが、働き始めたころはヘトヘトになるまで気づけませんでした。
そんな訳で、今回は「言語聴覚士として働く中で、疲れ切った時にどうしたか?」みたいなテーマで書いていきます。
言語聴覚士として働くのに疲れているなら、すこし休むのもあり



働くことに疲れたら、すこし休憩しましょう。
言語聴覚士に大切なのは「健康」
言語聴覚士に大切なのは体と心の健康だと思います。
「STとして働くのに疲れたなぁ…」と思いつつも無理に努力をしていると、体にも心にも良くないですよね。燃え尽き症候群に気を付けないと。
質問:ヘトヘトな人に支援してもらいたいですか?
自分が何か困っている時、疲れきっている人に助けを求めようと思いますか?
想像してみたら分かると思いますが、「疲労困憊な支援者」という感じだったら、声をかけることすら躊躇しますよね。
疲労困憊とまではいわなくても、働くことがシンドイと感じるようなら、いったんは休憩を挟むべきです。
【体験談】少し休んだって大丈夫
休憩をとりにくい原因として、「そんなに休めない」という制度的な問題、「休んだらおいていかれてしまう」という焦りがあるかと思います。
疲労の具合にもよりますが、数日のお休みなら有給休暇を取得すればOKです。
もし、有給休暇がとれない職場で働いているなら、辞めることも検討すべき。そんな職場だから疲れてしまっているのかもしれません。
数日のお休みでは足りない。数か月の休暇がないとムリ…。という人は、だいぶ疲れちゃってますね。いったん仕事を辞めるか、病休という選択肢をとるか、ですかね。
そういう僕も、1ヶ月ほど仕事を休んだことがあります。
それまでバリバリ働いていた僕は、たった1ヶ月でも休むと周囲から遅れをとるのではないかと心配していました。
でも、結果からいうと大丈夫。というか、疲労困憊のまま過ごす1ヶ月よりも、充電してその後にしっかり仕事すべきです。
※長い職業人生。ちょっとくらい立ち止まることも必要。
休憩中はあまり仕事のことは考えずに、自分の体と心を休めることに徹するのが良いと思います。
言語聴覚士に疲れた人がやるべきこと【3つ紹介します】



言語聴覚士として働くことに疲れているあなたへ。休憩につながることを、3つ紹介します。
- その①:何もしない、とにかく寝る
- その②:読書
- その③:人と会って話す
その①:何もしない、とにかく寝る
まずは、体を休めましょう。体を休めているうちに心も癒えてくると思います。
そして、ひたすら寝る。とにかく寝る。なにもしない。
僕の場合、そうしているうちに少しずつ動きだすパワーがわいてきました。
その②:読書
ちょっと動けるようになってきたら、読書をすることがオススメです。
注意点として「言語聴覚関連の専門書」は読まない方がいい。疲れている時に、専門書を読み始めると焦りがうまれますし、消耗してしまいますからね。
※仕事とは全然関係ない分野の本を読んでみる
僕が休憩していた頃、実は言語聴覚士以外の仕事への転職も考えていたので、ビジネス書などを読み漁っていました。
最初は、「なんとなくおもしろい」って感じでした。でも、マーケティングを学んでいく中で『やっぱり、言語聴覚士として働きたい。まだ、やりたいことがある』と思えたんですよね。
不思議なことに。
その③:人と会って話す
疲れて休憩して、読書をしていると、自然と引きこもってしまうんですよね。
引きこもること自体は否定しませんが、たまには外に出るのも悪くありません。たまには気の合う友達と交流することで、得られるパワーもあるかと思います。
でも、無理して人と交流しようとするのはやめたほうがいい。交流したくなるくらいパワーが貯まったころに、自然な動機として行動できると良いですね。
たぶん、ここまで回復してくれば、また働けると思います。僕はそうでした。
疲れがとれたら言語聴覚士を再開すればいい



休憩することは悪いことじゃない。
いつでも仕切り直せる
※仕事を休む=「悪」
上記のような価値観は捨てるべき。
頑張りすぎてつぶれてしまうのを避けることが最重要です。
休むことは大切。それは医療を学んできたあなたも良く知っているはず。
》【言語聴覚士】今の職場を辞めたいならすぐに逃げよう【幸せに働く】
他人を支えるには、自分にパワーが必要
言語聴覚士という職業は、多かれ少なから「他人を支える」という性質があります。
そのためには、自分にパワーが必要。これは自明。
だからこそ、「自分の体と心を大切に、必要ならば休憩しようよ」っていう提案です。
疲れにくい職場を探すのも良いかも
とはいえ、職場が激務すぎたり、自分と合っていなかったりすることで疲労を感じている場合もあるかもしれません。
仕事量はもちろんですが、自分に合った働き方ができると、ほどよい疲労感で働けるかもです。
「どんな職場が自分に合っているのかな?」と疑問に思う人は、転職のプロに相談しつつ考えると良いと思います。
以下の記事では無料で利用できるエージェントを紹介しています。よろしければお読みください。
》【失敗しない】リハビリ業界の転職エージェントの選び方:ランキング&最大活用のコツ
結論として、『無理はしすぎない、自分の体と心を大切に』ということ。
長い職業人生です。少しくらい休憩しても良いのでは?休みを経験したことで見える世界もあると思います。
少なくとも、僕は「何もしたくない、動けないってこと、あるよね」というのは実感としてもてました。
これが、今の僕の臨床に活きていることは間違いありません。
それでは、今回はここまで。
時には「ゆるふわ」を大切に生きるのも悪くないと思っています。