
言語聴覚士「給料がなかなか上がらないな…。他の職場に転職したら状況は変わるのかな?」
こういったテーマで記事を書いてみようと思います。
- 自分の市場価値を知っておこう
- 市場価値の調べ方【超簡単】
- 自分の市場価値を高める方法
療法士としてお金を稼ぎたいなら、自分の「市場価値」は知っておくべきだと思います。
僕は5年目くらいから、たまに転職エージェントに登録して「転職した場合の年収」を聞いていました。
「スキル・実績×経験」で年収が増える職場も増えてきているので、スキル・実績を高める努力が重要になってきていると感じます。
自分の市場価値を知っておくべきという話



自分の市場価値って知っていますか?
2020年の僕は、年収600万
僕は転職する・しないは別として、「転職エージェント」に登録しています。
なぜなら、自身の市場価値を確かめるには、転職エージェントから紹介される求人をみるのが早いからです。
具体的には、下記の項目をエージェントに伝えて、紹介される求人の質をみます。
- 年収
- 勤務地
- 専門分野
- 業績
例えば、2020年には以下のような感じの求人が紹介されました。
- 年収:600万
- 勤務地:東京
- 業務内容:養成校での講義+小児臨床
要するに、養成校の教員になって付属のクリニックで小児臨床をする感じ。もう少し、今の職場でスキルを高めたらこういう道もアリだなと漠然と思ったりします。
質問:あなたの市場価値はどのくらいですか?
自分の市場価値を知らない人が多いのでは?
普通に働いていると、あまり自分の価値なんて気にしないですよね。でも、自分の市場価値は絶対に知っておくべきです。
理由は以下。
- 現状が分かる
- 自分に足りないものに気づける
上記のとおりで、職場の外に出た時の「自分の価値」を意識することは大切。
簡単に言うと、今の状況で他の職場に行ったら「年収〇万円」という事実を知っておこうという提案です。
「えっ、、、自分の価値なんて、恐ろしくて聞けないよ」って思うかもですが、知らない方が怖いですよ。
人生何があるか分かりません。ずっと今の職場で慣れた作業をしていられれば良いかもですが、それが叶わなくなることだってあるかもしれません。
それに、「自分に足りないもの」にも気づけます。例えば、僕が調べたときには「英語で論文を書いたことがある人」とか「小児の経験がある人」などでニーズが高かったです。
なので、このあたりに取り組むと自分の価値が上がりそうだな、と判断できますよね。こうやって「事実確認」を時々しておくことが大切です。
市場価値の調査→転職エージェント
自分の市場価値を調べる方法は簡単。いくつか転職エージェントに登録して、相手から提案される「求人」を見たらOKです。
登録はめっちゃ簡単です。Web上でポチポチと職業などを選択して、その後にエージェントと数分間の電話面談をします。これだけ。
できれば2つ以上のエージェントから市場価値を確認すると良いと思います。
これは何かの高額な商品の購入を検討しているときと似ていますよね。2社から相見積りをもらうような感じです。
人の価値なんて見る人が変われば異なります。だからこそ、複数から意見をもらうべきです。
とりあえず、以下のエージェントの中から直感で選んで登録してみては?いずれも完全無料で利用できますし、不要になったら退会すればOKなので、損することはありません。
PT・OT・ST WORKER:大手なので登録して損はなし。色々なセラピストの転職サポートをしているので市場価値も確かめやすい。 キャリアナビ:30代以降の転職サポートも。何か実績を持っている人はココで市場価値を聞いてみよう。 リハのお仕事:関東の転職にめちゃくちゃ強い。職場が関東にある人はぜひ登録を。
自分の市場価値を高める方法



結論は「希少価値を身につけよう」です。
ポジショニングが、かなり大事
ぶっちゃけ、みんなと同じようなことをやっていたのでは突き抜けるのに限界があります。
- みんなができないことができる人
- みんながやったことのない経験がある人
当然ですが、上記のような人は重宝されますよね。
ニーズが高くて、人材が足りない分野
ここで求められる知識・スキル・経験を積み上げられると、自然と市場価値はあがると思います。
言語聴覚士の分野では、全ての領域にまんべんなく支援が行き届いているとは言えないのが現状です。
「小児、聴覚、訪問リハ」あたりは、ニーズが高いのに人材が足りていない領域です。
小児領域なんかは、以前は求人が少なくて就職に苦労する人が多かったですが、最近では求人が増えてきています。
じゃあ「なぜニーズが高いのか?」というと、それは「小児STが活躍できる場所が広がってきているから」ですね。
例えば、「児童発達支援・放課後デイサービス」などは、街中でかなり見かけるようになりました。ここに専門職を配置しようとする事業所が増えているわけです。
ジョブホッピングでスキルを広げるのもアリ
ジョブホッピングとは、転職を繰り返しつつ、キャリアアップしていくことです。
言語聴覚士に置き換えると、「急性期→小児→聴覚」みたいな感じで働く場所を変えつつ、働きながら学んでスキルを広げていくようなイメージでしょうか。
ただ、これをするなら最終的な目標をはっきりさせておいた方が良いと思います。例えば、『小児全般をみれるSTになる』と決めて、小児の様々な施設で働くなどですね。
事実:みんなが行かない道こそ戦いやすい
というわけで、「市場価値」をテーマに書いてみました。他の人ができないことができると色々なところで重宝されます。
なんとなく、「みんなが総合病院に行くから…」とか、「最初は幅広く経験できる大きい病院で…」とかの理由でなんとなく就職先を決めた人は、今一度、考えてみても良いかも。
※自分の武器になるものは何か?
せっかく専門職として働いているわけです。武器の1つや2つは持っていた方が、仕事の幅も広がって楽しくなると思います。
何ごともそうですが、何かに取り組もうと思ったら、まずは今の現在地(実力)を知らないと先に進めません。
まず、自分の市場価値を確かめるところから始めてみましょう。
繰り返しになりますが、自分の市場価値は、転職エージェントに相談すればすぐに分かりますよ。
PT・OT・ST WORKER:大手なので登録して損はなし。色々なセラピストの転職サポートをしているので市場価値も確かめやすい。 キャリアナビ:30代以降の転職サポートも。何か実績を持っている人はココで市場価値を聞いてみよう。 リハのお仕事:関東の転職にめちゃくちゃ強い。職場が関東にある人はぜひ登録を。