
「自閉スペクトラム症、ADHDと診断されている子におすすめの習い事ってあるのかな?どうやって選んだらいいのかを知りたいな」
こういった疑問にこたえます。
- 発達障害をもつ子におすすめの習い事5選
- 続けられる習い事を選ぶためのポイント
- 習い事に何を求めるかを整理しよう



発達障害もいろいろなケースがあり、習い事にもいろいろな種類があります。
うまく選べれば有意義な時間を過ごせる一方で、選び方が難しいのも本音です。
この記事では「発達障害をもつ子におすすめの習い事と選び方」をテーマに解説します。
記事を読むことで、お子さんに合うかもしれない習い事が見つかることを願って。
それでは、さっそくお読みください。
【解決】発達障害をもつ子におすすめの習い事



発達障害をもつ子におすすめの習い事は以下の5つです。
・プログラミング
・通信教材
・英語
・スイミング
・ピアノ
・そろばん
順番に解説していきます。
おすすめ①:プログラミング
パソコンやゲームが好きな子におすすめ。
なぜなら、プログラミングではゲームをパソコンを操作して作ったりしながら学べるからです。
たとえば、D-SCHOOLオンラインでは子どもたちが大好きなマインクラフトを通じてプログラミングを学べる教材を出しています。
また、発達障害をもつ子へのサポートが充実したLITALICOワンダーやTech Kids Online Coachingなどのオンラインスクールがあることも魅力。
発達障害をもつ子が苦手としやすい「論理的な思考」を楽しみながら成長させられることもメリットです。
以下の記事では「本格的に学びたい」「発達障害に特化したサポートを受けたい」「リーズナブルに始めたい」といった目的別にスクールを紹介しています。
》【決定】発達障害をもつ小学生におすすめのプログラミング教室3社【目的別に紹介】
おすすめ②:通信・タブレット教材
学びことが好き、知的好奇心が強い子におすすめ。
お勉強は好きなんだけど、幼児教室のような集団の中で学ぶことに苦手さがあるような子は通信教材が良いかも。
たとえば、人見知りが強い子は自宅で学べた方が実力を発揮しやすかったりします。
また、最近では「天神」「すらら」といった発達障害をもつ子の学びをサポートする通信・タブレット教材が開発されています。能力のデコボコが大きい子でも、自分のペースで取り組めることもメリットです。
以下の記事では発達障害をもつ子におすすめの通信教材をランキング形式で紹介しています。
▼幼児のお子さん向け▼
》【厳選】発達障害をもつ幼児におすすめの通信教材【各社の比較:ベスト3】
▼小学生のお子さん向け▼
》【決定】発達障害の子におすすめのタブレット学習の選び方【おすすめベスト3】
おすすめ③:英語
意外かもしれませんが、英語も発達障害をもつ子の習い事としておすすめです。
英語の特徴はジェスチャーが多く、リアクションも大きいこと。
日本語のような「察する文化」が苦手な子の中には、英語のおおげさな身振り手振り・表情からコミュニケーションを楽しみやすい子がいます。
ただし、ことばの発達がゆっくりな子の場合、バイリンガルを目指して学ばせるのはオススメしません。
まずは主要な言語(日本語)をしっかり学ぶことが大切。
もし、習うならジェスチャーや大げさなリアクションで「コミュニケーションを楽しむ場」として利用しましょう。
最近ではオンラインで学べる英会話スクールも増えてきています。人見知り・場所見知りが強い子でも、自宅で学べるのは嬉しいですよね。
例えば、hanaso kidsなら2回も無料体験レッスンを受けられるので、お子さんに合うかどうかを確かめやすいですね。
体験だけなら無料なので、この機会に試してみては?
試してみて、合わないと感じたら他の習い事を検討すれば良いですし。
おすすめ④:スイミング・水泳
体を動かすこと・運動が好きという子におすすめ。
水泳はルールがシンプル。決められた距離を泳ぐのが基本的なルールです。
集団行動が苦手な子でも、水泳は個人競技のため自分のペースで進めることができます。
しかも、年齢別ではなく、自分の力に合わせた練習が可能。
運動することでストレス発散につながる子には定期的に全身を動かす習慣をつけることができるのもメリット。
おすすめ⑤:ピアノ
音楽・楽器が好きという子におすすめ。
ピアノは脳の機能を活性化させて、ワーキングメモリーを育てるなんて言われることもありますが、過度に期待しすぎずに見守りましょう。
ピアノも基本的には個人でスキルを高めていくもの。集団行動が苦手な子でも取り組みやすい習い事のひとつです。
音楽が好きな子なら手先の運動を楽しみながら成長させられるのもメリットですね。
こちらも椿音楽教室など、オンラインで無料体験レッスンが可能な教室も出てきています。
おばあちゃんの家にピアノがある!という人なら無料体験でお子さんにピアノが合うのか確かめてからスクール選びをしても良いかも。
おすすめ⑥:そろばん
数・数字へのこだわりがある子にはそろばんも良いかもしれません。
最近では、「そろばん×脳科学」の研究結果も発表されるようになるなど、にわかに注目を集めています。
発達障害とそろばんに関しては、以下の記事で詳しくまとめられていました。
発達障害をもつ子が続けられる習い事の選び方



発達障害をもつ子が続けられる習い事を選ぶ2つのポイントは以下のとおり。
- 子どもが好きな内容
- 無理なく取り組める
それぞれについて、少し補足しますね。
選び方①:子どもが好きな内容
習い事を選ぶ時には「子どもの好き」を大切にしてあげて欲しいと思います。
なぜなら、好きなことなら楽しく取り組めますし、長続きする可能性が高いからです。
たとえば、パソコン好きならプログラミング、知識欲が高いならタブレット学習など。
せっかく時間とお金を投資するのですから、子どもが一生懸命取り組む姿を見たいですよね?
子どもが時間を忘れて楽しめるくらい「好きな習い事」を探しましょう。
選び方②:無理なく取り組める
子ども「無理なく」取り組める内容であることも大切。
そのためには、子どもの能力の合わせた内容・難易度の習い事を選びましょう。
たとえば、発達障害をもつ子の中には、能力の偏り(デコボコ)が大きい子がいます。
そのため、「〇歳だから〇〇の内容」といった年齢区切りのものでは苦労が大きいかも。
子どもの能力・スキルに合わせて内容が調整できるような習い事を選ぶことをおすすめします。
発達障害をもつ子の習い事に関してよくある疑問



発達障害をもつ子の習い事に関して、よくある疑問について解説します。
- 習い事でふざけてしまうときはどうする?
- 発達障害があることを伝えた方がいいの?
- どういう手順で習い事を選べばいいの?
疑問①:習い事でふざけてしまうときはどうする?



「習い事でふざけてしまう…。どうしたらいいの?」
こういった相談をうけることも少なくありません。
でも、実はふざけている子ども自身が困っているのかも。
子どもがふざける理由を考えてみましょう。
- 内容が難しすぎてシンドイ
- 自分だって注目されたい…
- 楽しすぎてテンションMAX!
など。子どもなりに理由があるかと思います。
その理由に対して対応を考えていきましょう。詳しくは、以下の記事で解説しています。
》習い事でふざける小学生の気持ちとは?実は困っているのかもしれない
疑問②:発達障害があることを伝えた方がいいの?
習い事の先生に発達障害のことを伝えるべきかどうかについては、ケースバイケースになります。
診断を伝えることで子どもに必要なサポートが得られるのであれば伝えることも検討すべきです。
例えば、プログラミングスクールの LITALICOワンダーのように発達障害に詳しいスクールなら伝えるメリットも大きいでしょう。
しかし、伝えたところでサポートが変わらないのであれば伝えなくても良いのではないかと思います。
「よく分からないな」という場合には、とりあえず通常どおりに申し込み、心配な点だけ伝えておけば良いのでは?
診断を伝えることで子どもにメリットがあると感じた時に伝えればOKです。
疑問③:どういう手順で習い事を選べばいいの?
習い事を選ぶときは、以下の手順で選ぶと失敗しにくいと思います。
- 子どもが好きそうなジャンルを選ぶ
- 体験レッスンを受講してみる
- 合っていそうなら具体的なスクール選びへ
まず、子どもが好きそうなジャンルを絞りましょう。
この段階では複数あってもOK。
次に、実際に習い始める前に体験レッスンを受けるようにしましょう。
この記事で紹介しているスクールは無料で体験できるところが多いです。
無料レッスンで子どもに合った習い事が決まったら、具体的なスクール選びをしていきましょう。
発達障害をもつ子の習い事に関する口コミ



僕がことばの指導で担当しているお子さんの話や、SNSでの話を紹介します。
口コミ①:プログラミング
「パソコンが好きなのでプログラミングを始めました。オンラインで学べるので送迎が必要なく、親の負担も少ないです。コーチがやさしく指導してくれて、気難しい我が子も楽しみながら学べています」
「ゲーム感覚で楽しいようです。学校のパソコンの授業の時に、他の子よりもパソコンを扱えていたみたいで、自信になったみたい」
「無料体験できるスクールも多いから、受講前に体験した方が良いかも。首都圏の大手スクールを地方にいながらオンラインで受講できるのもうれしい」
口コミ②:通信教材
「勉強自体は好きなんだけど、一般の教材では発達のデコボコが大きくて上手く学びきれなかった。でも、すららを試したら本人の習熟度に合わせて学べたのでビックリ」
「通信教材は各社内容が色々だから、気になるところは資料請求してお試しした方が良いかも。結局、実際に試してみないと分からないよね」
口コミ③:英語
「講師の先生の表情やジェスチャーが好きみたい。英語を習うというより、遊びにいっているような感じ」
「歌や踊りが多くて、楽しみながら学んでいます。ことばがゆっくりな我が子でも、身振り手振りで友達と関わろうとしていてうれしい」
口コミ④:スイミング
「前にサッカーを習っていたんだけど、友達との関わりが上手くいかずにトラブルに…。スイミングに変えたら、自分のペースで出来るから性に合っているみたい」
「コロナ禍で体を動かせずイライラしていたけど、スイミングを習い始めて定期的に体を動かすようになったら気持ちも落ち着いたみたい」
口コミ⑤:ピアノ
「周りの子と比べちゃうと習得はゆっくりだけど、本人はすごく楽しいみたい。家でも自分から練習しているし、ピアノを弾くことがストレス発散にもつながっているように感じる」
まとめ:発達障害をもつ子が楽しめる習い事を選ぼう



この記事では「発達障害をもつ子におすすめの習い事と選び方」を紹介しました。
習い事を選ぶ時には「子どもが好きな内容」「無理なく取り組める内容」を重視すると良いと思います。
あなたが習い事を通して子どもに与えたいことはなんでしょうか?
僕の場合には、以下の2つです。
- 人生を豊かにする趣味に出会う
- 自信につながるスキルとなる
子どもの「やりたい!」に対して、親の僕が子どもに教えきれないことを習い事に頼ろうかなって感じ。
お子さんにとって有意義な習い事が見つかるように願っています!
最後に、この記事で紹介したおすすめの習い事を再度まとめておきます。
・プログラミング
≫おすすめ3社を紹介
・タブレット学習
≫おすすめ3社を紹介
・子供向けオンライン英会話
≫hanaso kids で2回の無料体験
・スイミング
≫セントラルスポーツ【公式】
・ピアノ
≫椿音楽教室で無料体験