【大切】なになに期には語彙が爆発的に増えてやりとりの基礎が育まれる

「最近、『これ何?』『あれは?』と質問攻め。なんでこんなに聞いてくるんだろう?」

こういった話題で書いてみようと思います。

この記事の内容

  • なになに期が言葉の発達に大切な理由
  • 子どものなになに期への答え方
  • 質問に対してのNG対応

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この記事を書いている僕は、言語聴覚士として子どもたちの言葉の発達を支援しています。

「あれ何?」「これ何?」としつこく聞いてくる時期。「しつこいな…」と思うこともあるのでは?

実は、この『なになに期』は言葉とコミュニケーションの発達にとても大切な時期です。

子どもが発達の過程で見せる姿の理由を知れば、成長を楽しみに待てることも増えるかもしれません。

この記事では「なになに期が言葉の発達に大切な理由」を解説した上で「答え方やNG対応」を紹介します。

それでは、さっそくお読みください。

なになに期が言葉の発達に大切な理由

なになに期が言葉の発達に大切といわれる理由は以下の2つです。

  • 語彙が爆発的に増える
  • 質問→回答のやりとりを覚える

順番に解説します。

理由①:語彙が爆発的に増える時期

なになに期のやりとりを通して、子どもたちは語彙を爆発的に増やします。

1歳代で「物に名前がある」ということに気づき、「これは何だろう?」「あれは?」と興味が高まる時期です。

この時期には主に『名詞(物の名前)』が増えると言われています。

理由②:質問→回答のやりとりを覚える時期

なになに期のやりとりでは、「質問→回答」といった会話の基礎をはぐくみます。

明らかに知っている語彙についても、「これ何?」と質問してくることも多い時期です。

この時期に「質問したら回答が返ってくる」「質問されたら回答する」といったやりとりの基本を身につけます。

子どものなになに期への答え方

なになに期の子どもの質問には、以下のように答えてあげましょう。

  • ゆっくり・はっきり伝える
  • 単語~2語文の長さで伝える
  • 逆に質問してみるのもOK

以下でもう少し詳しく解説します。

答え方①:ゆっくり・はっきり伝える

質問への回答は『ゆっくり・はっきり』と言って聞かせてあげましょう。

なぜなら、この時期の子どもの言葉の理解力は未熟だからです。

子どもがしっかりと聞き取って語彙を学べるように伝えると良いと思います。

答え方②:単語~2語文の長さで伝える

質問への回答は『単語~2語文』の長さで言って聞かせてあげましょう。

この時期の子どもは長い文を理解することが難しいことが理由です。

「〇〇だね」「〇〇あったね」など、短いことばで伝えてあげて欲しいと思います。

答え方③:逆に質問してみるのもOK

子どもが明らかに知っている語彙を質問してきた時には、「なんだっけ?」と逆に質問してみるのもOKです。

なになに期では、子どもが「これ何?」といったやりとり自体を楽しんでいる部分もあります。

「質問→回答」といったパターン的なやりとりに変化をつけ、「質問→質問返し」というのも楽しいものです。

語彙を教えるということにこだわりすぎず、『やりとりを楽しむ』ということも大切です。

なになに期の質問に対するNG対応

反対に、なになに期の質問に対して以下のような対応はNGです。

  • 無視する
  • 回答を拒否する

以下に理由を示します。

NG対応①:無視する

この時期の質問はしつこいのですが、無視するのはできるだけ避けましょう。

なぜなら、「質問→回答」といった会話の基本を学ぶ機会を失ってしまうからです。

「質問→(無視)」が積み重なると、自分も相手から質問されたときに無視してしまうかも…。

身近な大人は子どもにとってのモデル。できるだけ、質問には応答してあげるようにしましょうね。

NG対応②:回答を拒否する

何度も同じような質問をしてくる時期。

でも、「さっきも答えたよね!?」「何回も言ってるよ!」など回答を拒否しないように気をつけましょう。

大人側に余裕がないとイライラしてしまいやすいですよね。

適度にリフレッシュしながら、やりとりを楽しむ余裕を保ちましょう。

いつまで続くの?なになに期の質問

なになに期の子どもの質問は、だいたい3歳くらいまでにはひと段落。

ただ、その後には「なぜなぜ期」が続くので、質問攻めはしばらく続きます。

なになに期は2~3歳くらいまで続く

「あれ何?」「これは?」と何度も聞いてくる時期は、言葉の発達が3歳程度まで成長すると落ち着いてきます。

3歳くらいの言語発達というと3語文で話せるようになるくらい。

このくらいになると、身の回りの物の名前については大体分かるようになってきます。

その後に続く「なぜなぜ期」

「やっと質問攻めが終わった…」と思ったのもつかの間。

今度は「なぜなぜ期」が到来します。
物の名前だけでなく、物事の理由に興味が高くなるわけですね。

なになに期で語彙が増えたように、なぜなぜ期では理由の理解や説明力の向上が期待できます。

いずれも言葉の発達に大切な時期。やりとりを楽しみながら育んであげたいものです。

まとめ:なになに期に語彙とやりとりを学ぶ

この記事では、「なになに期が言葉の発達に大切な理由」と「質問への答え方とNG対応」を解説してきました。

ここまでをまとめます。

  • なになに期は語彙が爆発的に増える
  • 「質問→回答」で会話の基礎が育まれる
  • 大人の答え方が将来のモデルになる

こんな感じです。

何度も同じような質問をしてくるなになに期。

少ししつこく感じやすいですが、言葉の発達に大切な時期であることを理解して、丁寧に関わってあげましょう。


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