
「小児分野の作業療法士として働きたい。でも、小児分野の求人は少なくて就職しにくいって聞くから、私にはムリかな。そもそも転職活動ってどうやって始めたらいいんだろう?失敗しにくい方法があるなら教えてほしいな。」
こういった疑問にこたえます。
- 小児・発達領域の作業療法士に転職するなら今が狙い目!
- 小児を対象とする作業療法士に必須の3つのスキル
- 小児・発達領域への転職におすすめのエージェント



「本当は小児・発達領域で働きたいんだけど」
このような気持ちが少しでもあるなら、夢に向かってチャレンジしてみませんか?
実は、この記事で紹介するように「小児・発達領域の作業療法士」は求人が増えていて、就職・転職がしやすい状況に変わってきています。
なぜなら、最近では児童発達支援や放課後デイサービスなど、発達障害をもつ子たちを支援する場が広がっているからです。加えて、作業療法士が行う支援の有効性が知られるようになり、ニーズが高まっている現状もあります。
この記事では、あなたが『小児・発達領域の作業療法士』として働き始めるためにすべき行動を3つ紹介します。
記事を読み終えたとき、あなたは既に『小児・発達領域で働くという夢』に向かった一歩を踏み出せているでしょう。



ぜひ、最後までお読みください!
小児・発達領域の作業療法士に転職するなら今が狙い目!



小児・発達領域の作業療法士に転職するなら、今すぐに行動することをおすすめします。
理由は、ここ数年で小児・発達領域の求人が右肩上がりに増えているからです。
あなたの住んでいる地域でも、児童発達支援・放課後デイサービスが増えていませんか?ここで働く作業療法士が増えています。
ためしに、以下の転職エージェントで聞いてみると、小児・発達領域の求人の多さに驚くと思いますよ!
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転職のライバルはそれほど多くない



発達領域で働きたいな。転職しようかな。でもなぁ・・・。
このようなことを言っている人。あなたの周りにもいませんか?
実は、「小児分野で働きたい」「転職して夢をつかみたい」と思っている人たちも、実際に転職に向けた行動に移す人は少ないです。
特に、初めて転職を考える人は、以下のような理由で二の足を踏んでしまいがちです。
- 「転職活動を何から始めて良いのか分からない」
- 「働きながら求人を集めるのがしんどい」
- 「今の仕事の辞めかたが分からない」
そのため、あなたが今すぐに夢への一歩を踏み出すことができれば、それだけでライバルからは一歩リードできるのです。
最初の一歩=求人情報の収集
あなたが『小児・発達領域の作業療法士になる』という夢に近づくために、まず最初は求人情報を確認することですよね。
当たり前ですが、求人情報が収集できないと転職はできません。でも、意外とここができない人が多いのです。
なぜなら、作業療法士はとにかく忙しい。それはあなたがよく分かっていますよね。



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働きながら、ホームページを確認して、病院や事業所に問い合わせを入れて・・・、ということがなかなかできません。予想以上に大変なんですよね。
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【転職するなら知っておきたい】小児・発達領域の作業療法士が働く職場



これまで、小児分野の作業療法士は医療機関や療育センターで働いていることが主流でした。
しかし、最近では訪問看護ステーションや児童発達支援で働く人も増えてきています。
特に、児童発達支援での作業療法士のニーズは高く、狙い目の就職先ともいえます。
療育センター
療育センターは、障害をもつ子への関わりについて中心的な役割を担います。
療育センターでは入所施設と外来の両方をもっている場合も少なくありません。
そのため、重症心身障害から発達障害まで、多様な障害をもつ子どもたちが対象です。
基本的には小児の施設のため、小児の作業療法を専門に提供していく立場になります。
医療機関
総合病院などの小児科がある医療機関で作業療法を担当します。
外来や入院での対応となりますが、上記の療育センターに比べると一時的な関わりとなる場合が多いです。
例えば、療育センターにつながるまでの一定期間を外来で担当したり、入院中の日常生活動作に関する関わりをもちます。
総合病院などでは、院内の部署移動などにより必ずしも小児専門で働けるわけではない場合も多いようです。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションに所属して、訪問リハで作業療法を提供します。
通院や通所が難しい障害が重度の子や住環境を含めた総合的な支援が必要な子が対象となります。
今までは成人を主な対象としたステーションで、一部小児を担当するところばかりでしたが、最近では小児専門の訪問看護ステーションも出てきました。
まだ新しい分野のため、参入する作業療法士が少ないのか、採用に苦労している事業所も多いようです。
小児専門の訪問リハは今後の狙い目となるかもしれないですね。
児童発達支援
ここ数年、すごい勢いで増えてきている児童発達支援。
放課後デイサービスなどにも、専門職が配置されることも増えてきました。
特に、放課後の余暇活動や日常生活動作の支援が求められることが多く、作業療法士の専門性を活かすことができる領域だと思います。
児童発達支援での求人は今後も増えてくると予想され、小児の作業療法をやりたいという人はチェックしておけると良いでしょう。
【転職するなら知っておきたい】 小児・発達領域の作業療法士が対象とする子ども



作業療法士が対象とする子は多岐にわたります。
- 体の使い方がぎこちない子
- 手先が不器用な子
- 着替えなどの日常行為が身につきにくい子
- 感覚の偏りがある子
- 人とのコミュニケーションが苦手な子
- 遊びの幅が広がりにくい子
などなど。
それぞれの子どもたちの様子を観察し、評価することで作業療法の必要性を判断していきます。
知的能力障害や自閉スペクトラム症、学習障害などと診断されている場合もあります。
小児・発達領域の作業療法士に必須の3つのスキル



小児・発達領域の作業療法士には以下のスキルが求められます。
- 子どもと遊べる
- 環境設定
- 保護者・施設への支援
でも、これらのスキルを就職や転職をする前から身に着けておく必要はありません。
このようなスキル・視点が大切なんだということを理解しておくことが大切です。働き始めてから、自分のペースでスキルを高めていきましょう。
スキル①:子どもと遊べる
臨床を行う上、まず大切になるのが『子どもと遊べる』ということ。
なぜなら、子どもにとっての「作業」とは「遊び」が大部分を占めます。作業療法士は、この「遊び」を使って子どもたちに介入します。楽しみながら体や手先をつかって身体機能の成長を促していきましょう。
とはいえ、最初から子どもと上手に遊べる人は多くありません。働きながら、あなたの子どもと遊ぶスキルは高めていくことができます。
大切なのは『子どもが好き!』という気持ち。これさえあれば、遊ぶスキルは後からでもついてきます。
スキル②:環境を設定できる
子どもたちが「安心」「安全」に過ごせるように環境を設定することも必要です。
作業療法士は、子どもたちとダイナミックに体を使って遊ぶことも多くあります。
ケガをさせないように、子どもの特性や行動の特徴は見越した環境設定を考えるスキルも大切です。
また、子どもが安心して過ごせるように、見通しの立ちやすい環境や指示の伝え方なども他のスタッフと共有していくことも必要になるでしょう。
スキル③:保護者・施設への支援
小児分野では、子どもへの直接的な介入の他に、両親や子どもが通う帰属集団などと連携をとることが重要です。
あなたが作業療法の中で関わったポイントなどを保護者や施設に伝えることで、日常の中で作業療法の視点が入り、子どもの成長につながります。
作業療法で関わる一部の時間でできることは限られています。
生活の中に落とし込めるよう、分かりやすく説明するスキルも高めていくことが大切です。
小児・発達領域に転職した作業療法士の体験談



「養成校卒業時には“小児分野はむずかしい”と漠然と思っていました。でも、自分が親になってみると、“子どもと関わる仕事がしたい”と思うようになり転職を決意。小児専門の訪問看護ステーションで働き始めることができました。主に重症心身障害をもつお子さんの余暇活動を支援していますが、とてもやりがいを感じています。」
「発達障害をもつ子と関わりたいとずっと思っていたのですが、養成校の卒業時に希望どおりの分野に就職することができませんでした。しかし、夢はあきらめきれず、働きながらも転職エージェントから求人情報をもらい、希望の求人が出たところで転職を決意しました。今は感覚統合などの理論を学びながら、療育センターで小児専門に働いています。」
「前の職場の人間関係が嫌で転職を考えるようになりました。もともと小児分野に興味はあったので、これを期に小児の道で働いてみようと転職を決意しました。転職エージェントに問い合わせてみると、思いのほか児童発達支援などの求人が出ていて驚きました。小児は未経験なので、現在は先輩のOTがいる施設に絞って転職活動を続けています。」
まとめ:小児・発達領域で働く夢への一歩を踏み出そう!



いかがでしたでしょうか?ここまでをまとめます。
- 児童発達支援・放課後デイサービスで求人が増えている
- 作業療法士が対象とする子は多岐にわたり支援ニーズが高い
- 『子どもが好き』という気持ちが大事
- 小児・発達領域で働きたいなら転職エージェントを利用すべき
この4つを知ったことで、小児・発達領域で働くイメージがだいぶ持てたのではないでしょうか。
あとは、あなたが行動を起こすだけです。繰り返しになりますが、小児・発達領域の作業療法士の求人はここ数年で右肩上がりに増えています。
「発達領域で働きたい」と思っていても、実際の転職活動を始められる人はわずかです。あなたが最初の一歩を踏み出せれば、夢には確実に近づくことができます。
転職活動は求人情報を集めることから始めます。ここで失敗してしまわぬよう転職のプロをうまく利用しましょう。効率よく情報収集ができるようになりますよ。
作業療法士の支援を必要としている子はたくさんいます。でも、まだまだ作業療法士が足りていません。あなたの力が子どもたちには必要です!
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