【2語文がなかなか出ない?】2語文の発達に大切な2つのポイントと関わり方を解説

子どものことばの発達で悩む人「ことばが出始めてホッとしたけど、今度はなかなか2語文が出てこないわ。子どもに2語文が出てくるためにはどうしたらいいんだろう?親がどのように関わったら良いかも知りたいわ。」

このようなお悩みにこたえます。

この記事の内容

  • 2語文が育つために大切な2つのポイントを解説
  • 2語文の発達にはことばを覚える記憶の力が必要
  • 動詞や形容詞の語いが増えることが2語文に大切

この記事を書いた人

Twitter(@hagukumichild

この記事を書いている僕は、ことばの発達がゆっくりな子どもたちへ、言語聴覚士としてことばの指導を提供しています。その経験と知識から、今回は『2語文の発達』について分かりやすく解説します!

子どもたちは、単語でお話ができるようになってしばらくすると、単語を2つつなげた2語文でもお話できるようになります。

2語文で話せるようになるためには、以下の2つのポイントが大切です。

2語文が話せるようになるための2つのポイント

・2つのことばを覚える記憶の力がつく

動詞形容詞の語彙が増える

【ことばの発達の3つの側面】の記事では、ことばの発達には「理解できるようになってから、話せるようになる」という順番があるという話題で解説しています。

2語文も同様に、まずは2語文を理解できることが大切です。

最後に、子どもの2語文を育てるための大人の関わり方についても解説します。ぜひ最後までお読みいただき、毎日の子育てに活かしてください。

2つのことばを覚える力がつく

2語文を話せるようになるためには、2語文を理解できるようになることが必要です。

そして、2語文を理解できるためには、2つのことばを覚えておけるようにならなければなりません。

例えば、「大きい くるま」といった2語文を理解するためには、「大きい」と「くるま」の2つの単語を覚える必要があります。

記憶力がまだ未熟な状態だと、「おおきい、ま」と覚えてしまうかもしれません。

それでは「大きいくるま」なのか、「大きいクマ」なのか、「大きいマンマ」なのか・・・?

よく分からなくなってしまいますね。

2語文を育てる関わり:ゆっくり・はっきり言ってあげる

2つのことばを覚えられるようになるために、生活の中では大人がゆっくりはっきりと言って聞かせてあげてください。

また、常にテレビがついているなど、子どもにとって雑音が多い環境では、子どもは言われたことばを正確に聞き取ることが難しくなってしまいます。

小さな子どもにとって、テレビから出ていることばを無視して、ママのことばだけをしっかり聞き取ることは大変です。

ぜひ、お子さんとおもちゃで遊ぶ時間にはテレビなどは消して、しっかりと親の声が届くような環境で遊んであげてください。

2語文を育てる関わり:ジェスチャーを交えながら伝えてあげる

子どもたちは、「ことば(1語文)」→「ことば+ジェスチャー(不完全な2語文)」→「ことば+ことば(2語文)」の順で理解できるようになることが多いです。

2語文の理解がまだあいまいな時期には、身振り・ジェスチャーを使いながら話しかけてあげると、子どもはより2語文が覚えやすくなります。

ことばは聴覚情報ですが、ジェスチャーは視覚情報になります。

聴覚情報と視覚情報を組み合わせてあげたほうが、子どもたちは理解しやすくなる場合が多いです。

こちらについては【身振り・ジェスチャーがことばの発達に重要な理由】の記事もお読みください。

動詞や形容詞などの語彙が増える

日常の中で2語文を使うときの多くは、「名詞+名詞」ではなく、「名詞+動詞」や「形容詞+名詞」であることが多いです。

そのため、動詞や形容詞が増えてこないと、2語文の理解にはつながりにくいといったことが分かっていただけるかと思います。

しかし、動詞形容詞は名詞よりも抽象的な語彙となります。

例えば、名詞の場合には、「車」と言えば、そこに車があります。

しかし、動詞や形容詞の場合、「投げる」と言っても、そこに投げるというものは存在しません。

しかも、人がやっている動きのことを言っているので、「投げる」行為は一瞬で終わってしまいます。

さらに、「投げる」という行為が、人の表情をあらわしているのか、踏ん張っている足のことをいっているのか、降り下ろしている腕のことを言っているのか明確ではありません。

動詞や形容詞などの抽象的な語彙を覚えるためには、以下の2つのポイントが役に立つかもしれません。

語彙を覚えるための関わりのポイント

✔ 擬態語を交えて伝える

✔ 本人がやっている動作、感じていそうな気持ちを言語化しながら関わる

擬態語を交えて伝える

「シュッ」「ポン」「ビューン」などの擬態語は動作とことばを感覚的につなげやすくしてくれます。

投げる動作を見た時に「シュッ」という擬態語を聞けば、なんとなく素早く降り下ろしている腕の動きのことを言っているのかな?と推測しやすくなります。

また、擬態語は通常のことばよりも、言いやすい音でできています。

「シュッって投げて」といった具合に、擬態語と通常のことばをペアにして言って聞かせてあげると良いと思います。

子どもの動作・気持ちの言語化

相手の動作や気持ちから語を学ぶことももちろんありますが、自分がやっている時感じている時に対応する語を聞いた方が覚えやすくなります。

子どもがボールを投げる時には「ぽーん、投げたね」、ごみを捨ててくれた時に「ぽーい、捨ててくれありがと」などと声かけをしてあげてください。

子どもが自分からやった行動に対して、その場その場で声かけをしてあげることがコツです。

このような声かけは、ナレーターがやるような関わり方のため、「ナレート」と言われたりします。

自分がやっている動作に対して、その場で語彙が聞こえてくると子どもにとっては分かりやすくなります。

同様に、気持ちについても「うわぁ~、楽しいね」、「重いね、よいしょよいしょ」など言いながら遊んであげると、自分が感じているこの気持ちはそういうことばなんだ、ということに少しずつ気づき、ことばを覚えていきます。

まとめ:記憶力と語彙をUPして2語文を育てよう

ここまでをまとめます。

2語文が話せるようになるための2つのポイント

・2つのことばを覚える記憶の力がつく

動詞形容詞の語彙が増える

これらのポイントを日常の遊びの中に取り入れて関わることで、2語文へつなげていけるかもしれません。

【子どもの発達に合わせたおもちゃ選びのコツ】では、どのようにおもちゃを選ぶべきかということを解説しています。

子どもたちは、おもちゃ遊びを通して、様々なことを学びます。

動詞などの『語い』を増やすための関わりとして、【語いを広げるオススメのおもちゃ】の記事も作成しましたので、併せてお読みください。

3ステップで語いを広げる!ことばを育てるオススメのおもちゃ

当サイトでは【言葉の発達に大切なこと | 全12記事で解説!言語発達遅滞の支援方法】に、ことばの発達に関する記事をまとめて紹介しています。

ことばの発達の順番に記事を並べていますので、お子さんの発達の状態に合わせてお読みいただけます。

言葉の発達に大切なこと
【言語発達遅滞の支援方法】を読む

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