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離乳初期は平らなスプーンが使いやすい。口を閉じる機能を育てよう。

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こんにちは、ゆう(@yuu_pST)です。

今回は、離乳食の話をしてみようと思います。

・離乳食を始めてみようと思ってる人

・離乳食用のスプーンを探している人

・始めてみたけど、上手くいかずに悩んでいる人

こんな人たちに向けて、離乳食を始めたばかりの子どもたちについて「発達」という視点から解説します。

ぜひ、最後までお読みください。

哺乳と離乳食では飲み込み方が異なる

まず、哺乳のときの飲み込み方を見てみましょう。

ゴクンと飲み込む瞬間に、口唇や下顎がどうなっているでしょうか?

哺乳のときには、下顎は下にさがったまま、口唇は開いたままでゴクゴクと飲み込んでいますよね。

一方で、私たちが食事を飲み込むとき、口唇や下顎はどうなっていますか?

下顎は上にあがって、口唇は閉じていますよね。

このように、離乳食を始めることで、子どもたちは以下の機能を獲得します。

・下顎を閉じてゴクン(嚥下)

・口唇を閉じてゴクン(嚥下)

つまり、大人と同じような「飲み込み(嚥下)」を獲得することが、離乳初期に期待されるわけですね。

口を閉じることを学ばせる介助方法

離乳食をあげるときに、子どもが自分から口を閉じてくるのを待ちましょう。

スプーンを子どもの口の中に入れたら、子どもの上唇が降りてくるのをじっと待つんです。

子どもが口を開けたままの状態で、大人がスプーンを上唇になすりつけるように介助してしまうと、「口を開けたまま取り込む」という哺乳のクセがとれません。

最初は時間がかかるかもしれませんが、子どもの口が閉じてくるのをじっと待ってあげてください。

平らなスプーンが使いやすい

離乳食を始めたばかりの頃は、口を閉じる力が弱いことも多いです。

そのため、弱い閉鎖の力でもスプーン上から食べ物を取り込めるように、平らなスプーンを使うと良いでしょう。

上記の「摂食指導用スプーン」を使うことも多いですが、金属のスプーンを嫌がる子には以下のようなシリコン製のスプーンもよく使われています。

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子どもの能力を引き出そう

子どもの発達を促すときには「子どもの能力をしっかりと引き出す」ことが大切。

今回の「口を閉じる機能」を教える場合にも、子どもの口が閉じるのをじっと待つ大人の忍耐が必要になります。

まだまだ、いろいろなことを学んでいる最中の子どもたち。

何をするにも、何を学ぶにも、どうしても時間がかかってしまいます。

子どもの自発性をゆっくりと待ってあげるためにも、大人側の余裕も大切にしたいですね。


P.S.

子どもの発達について理解することで、「今の時期に必要なことは何か?」ということを考えやすくなります。

最近では、食べる機能の発達に関する書籍も増えてきました。

以下は少し医学関係の出版社から出ている書籍ということもあって少し値段は高めですが、イラストも豊富で分かりやすく解説されていますよ。

子どもの離乳食の進め方に悩んでいる方や、障害をもった子の食事の問題をサポートする職種の方など、読んでみてはいかがでしょうか。