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🎵 モーラあてゲームへようこそ! – 音の数をかぞえてみよう!
この度は「モーラあてゲーム」に興味を持っていただきありがとうございます。 これは、ことばの音を聞いて、その「音の数(モーラ)」を当てる、シンプルで楽しいゲームです。ことばや音に興味を持ち始めたお子さまにぴったりです。
遊び方
- まず、かわいいイラストと一緒に、ことばの音声が流れます。(例:「ねこ」)
- 「このことばは、いくつの音でできているかな?」と考えてみましょう。
- 答えだと思う数字のボタン(1, 2, 3, 4)を押してください。
- 正解かどうかが表示されます。もし分からなくても大丈夫!「もう いちど きく」ボタンや、音を一つひとつ区切ってくれる「ゆっくり きく」ボタンが、お子さまの挑戦をサポートします。
このゲームのねらい:ことばの力を育む大切なステップ
このゲームは、単なるクイズではありません。お子さまがこれから文字を覚え、ことばを豊かに使っていく上で、土台となる非常に大切な力 「音韻認識(おんいんにんしき)」 を育むことを目的としています。
1. 「音韻認識」ってなあに? 音韻認識とは、「ことばが、一つひとつの“音”の集まりでできている」と気づく力のことです。
例えば、私たちが「いぬ」という一つの単語を聞いたとき、無意識に「い」と「ぬ」という2つの音のブロックとして認識しています。このゲームで遊ぶ「音の数を数える」という活動は、まさにこの「ことばを音の単位に分解する力」を養うためのトレーニングになります。
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2. 日本語の音のリズム「モーラ」 ゲームで数えている音の単位は、日本語の基本的なリズムを作る**「モーラ」**と呼ばれます。「い・ぬ」(パン・パン)、「さ・か・な」(パン・パン・パン)のように、手拍子の数と考えると分かりやすいです。 このモーラの感覚は、日本語の美しいリズム感を身につける第一歩です。
3. ひらがな習得への大切なステップ ひらがなは、基本的に一つの文字が一つのモーラ(音)に対応しています(「い」→ i、「ぬ」→ nu)。 子どもたちがひらがなをスムーズに習得するためには、「いぬ」ということばの中に「い」と「ぬ」の音があることを“耳で”聞き分ける力、つまり音韻認識が発達していることが重要です。このゲームを通して音の数を意識することは、文字と音を結びつける学習を強力にサポートします。
4. きれいな発音の土台づくり ことばを構成する音の一つひとつに意識が向くようになると、自分の発音にも注意を払うようになります。「ぞう」のような伸ばす音(長音)や、「りんご」の「ん」(撥音)なども1つの音として数える経験は、ことばを正確に聞き取り、はっきりと発音する力を育てます。
楽しむためのヒント
- 一緒に手拍子!:「さ・か・な」のように、音声に合わせて一緒に手を叩きながら音の数を数えてみましょう。体を使うことで、より楽しくリズムを覚えられます。
- たくさん褒めてあげましょう:正解・不正解にかかわらず、「よく聞けたね!」「今の惜しかったね!」など、挑戦する姿勢をたくさん褒めてあげてください。
- 日常のことばでクイズ:慣れてきたら、「ごはん(ご・は・ん)は、何回パンパンするかな?」など、身の回りのものでクイズを出し合うのも楽しいですよ。
このゲームが、お子さまにとって「音」の世界への楽しい入り口となり、これからのことばの学習の豊かな実りにつながることを願っています。さあ、一緒に遊んでみましょう!