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新卒1年目で職場を辞めても、言語聴覚士としての人生は詰みません

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新卒の言語聴覚士「働き始めたばかりだけど、今の職場で働き続けるのがシンドイ。でも、1年目で辞める人なんて、今後どこも採用してくれないかな…」

こういったテーマで記事を書いてみようと思います。

この記事の内容

  • 新卒1年目で職場を辞めても大丈夫
  • 辞めてもST人生が詰むわけではない
  • 勉強は止めるな。読書を習慣化しよう

新卒1年目で職場を辞めるとなると不安も多いですよね。

でも、自分に合わない仕事をこの先何年も続けていくなんて、、、耐えられますか?

「つらくても3年は我慢」と言われたりすることもありますが、今の時代にこのような根性論は時代遅れではないかと思います。

特に、若いころほど色々なことを効率良く吸収できます。貴重な時間・時期を「つらい、辞めたい、、、」と言って過ごすのはもったいないです。

職場を辞めたところで、人生は詰みません。
でも、勉強は止めずに、転職のタイミングをはかりましょう。

新卒1年目で職場を辞めても、言語聴覚士としての人生は詰みません

新卒1年目という早い段階で職場を辞めたとしても、言語聴覚士としての人生が詰むわけではありません。

自分が望めば、働き方の選択肢なんてたくさんあります。

もう少し、ゆるく考えても大丈夫

「1年目で辞めるなんて、自分には言語聴覚士は向いていない」

こんな感じに考えてしまうかもしれませんが、ちょっと違うと思います。

「1年目で辞める=言語聴覚士が向いていない」というのは、論理が飛躍しすぎ。向いていないのは、1年目で辞めることになった『職場』です。

でも、以下のような声もよく聞きます。

「でも、1年目で辞めるような人を、採用してくれる次の職場があるかな?」

たしかに不安かもですが、言語聴覚士としての人生は始まったばかりじゃないですか。つらい臨床実習や国家試験に受かった人には、それなりの力があるはずです。

たまたま最初の職場が自分にマッチしていなかったと考えて、次に進めばいいと思います。

先が見えない人が、不安を感じやすい

何事もそうですが、見通しが立たない状況では不安を感じやすくなります。

初めての就職→数か月後→初めての退職

初めてで先が見通せないことを1年間にいくつも経験したら疲れますよね。不安になるのも当然です。

こういった状況で必要なのは『知識』だと思います。本を読んだり、色々な情報に触れることで、視野を広げましょう。

※そうしていうちに、「まぁ、大丈夫かな」「どうにかなるか」といった楽観の気持ちも出てくるはずです。

職場を辞める前に、やるべきこと

まず、前提として「職場を辞める」という選択肢は誰にでも平等に与えられている選択肢であるということ。

特に、心身に影響がでる場合(例えば、眠れない、胃が痛いとか)には、働き続けるのは良くないです。

だから、つらいなら辞める。それでいいと思います。

つらさを感じる職場を離れることで、もう一度パワーが湧いてくるかもしれません。それに備えて、取り組み続けるべきが以下です。

結論:勉強は止めるな

つらいなら職場を辞めるのはOK。別に、新卒1年目で辞めたからといって、今後の人生で言語聴覚士として働けないということはないと思います。

でも、勉強は止めない方がいい。止めてしまうと自分の価値が下がってしまいますからね。

勉強をやめてしまうと、言語聴覚士としての人生が詰む

結局のところ、職場を辞めるのは問題ではありません。でも、勉強しない人は、その後のST人生は明るくないと思います。

僕自身が面接官をやっていて思うのが、職務経歴はめぐり合わせ(マッチング)の問題が大きい。特に若い頃ほど、自分の力ではどうにもならない。

大切なのは、仕事に対する熱量と興味・モチベーションを維持できる人かどうか。今後出会う誰かのために、勉強し続けることができる人しか勝たんのです。

新卒1年目の言語聴覚士が辞めるとき、勉強すべきこととは?

「辞めてもいいけど、勉強しましょう」っていう話をしてきましたが、これだけだと「何から手をつけていいやら…」だと思います。

新卒1年目だと国家試験が終わったばかりなので、基礎的な内容が広く・浅く頭に残っています。そんな時ほど、本を読むことがオススメです。

読書の習慣をつけておくと、日常の中に「勉強」が自然と染みついてきます。

結論:本を読もう

最初はなんでもいいと思います。なんとなく、臨床につながる本がいいかな?と思うかもしれませんが、関係なく読みたい本を読みましょう。

こういう僕も働き始めた頃は、本を読んでいませんでした。読書を始めたきっかけは、上司からもらった以下の本でした。

自分を愛する力

「言語」とか「コミュニケーション」とかの話ではないので、言語聴覚士の臨床スキルとは異なるかもしれません。

でも、当時の僕にはグイグイと読み進めることができました。『自分に自信がある≠自分を愛すること』ということが衝撃的だったことを今でも覚えています。

「自分のことを大切にしながら生きていく」
これを頭の片隅に置けるようになったことで、僕はその後の人生が楽になりました。

興味を持てた部分の引用まで深堀りしよう

こんな感じで、生活の中に読書が根付いてくると、STの専門書なども読むのが苦痛ではなくなってきます。

一般書でも専門書でもそうですが、興味が持てた部分を深堀りするように勉強していけると幅が出てくる。

例えば、「自分のことを大切に」と思えた乙武さんの思想のルーツはなんだろう?と思って他の著書も読んでみるなどですね。

専門書だったら、文中で引用されている文献を取り寄せて読んでみたり。ここまですると、知識が自分の中で定着する感じが出てくるはず。

知識は減らない資産になる

最初に勤めた職場を辞めようと考えていても、何かしら学びのきっかけになることはあると思います。

例えば、見学させて頂いた患者さんが病室で読んでいた本を読んでいたとします。少しでも気になったら買って読んでみましょう。会話のきっかけにもなりますしね。

こうやって学びのきっかけをつかみ、知識に変換していけると効率的です。知識を増やしつつ、PT・OT・ST WORKERなどのエージェントに相談して転職のタイミングをはかりましょう。

まずは1冊、読んでみよう

最近、僕が読んだ中でおもしろかったものを紹介しておきます。

あまり言語聴覚士と関係ない本ばかりかもですが、ご参考までに。

読書を始めたことで、自分の経験を超えた知識を得ることができ、考え方の幅がでてくると思います。

考え方の幅が広がることで、人生の中でムダな不安が減り、心地よく生きられることが増えるかと。「心配事の9割は起こらない」って言いますしね。

新卒1年目で辞めたいと考えている人は、不安も多いかもですが、読書で考え方の幅を広げつつ、知識を武器に生きやすい人生を選択していけると良いと思います。

というわけで、今回はここまで。

なお、転職を検討しているなら、早い段階で転職エージェントに相談しておきましょう。求人はもちろんですが、転職活動の戦略についても一緒に考えてくれますので。
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