
「言語聴覚士として働くのが大変。仕事がシンドイ…。どうしたらいいのかな?」
このようなテーマで記事を書いてみようと思います。
- 言語聴覚士として働くのが大変な理由
- 働くのがシンドイ時にやるべきこと
- 自分を大切に決断すべき
言語聴覚士として働くことって大変ですよね。
決して楽ではない。
この記事では、言語聴覚士の仕事が大変な理由について整理した上で、働くのがシンドイと感じる時にすべきことを解説します。
結論からいうと、自分を大切に、無理しすぎないことが大切だと思います。
目次
一般論:仕事が大変な理由【言語聴覚士以外の仕事にも共通】



仕事が大変と感じることは、決して珍しいことではありません。
特に、病気や障害を対象とする対人援助職である言語聴覚士にかかる精神的な負担は大きく、多くの人が多かれ少なかれ「大変」と感じているように思います。
ストレスを感じる要因は人それぞれで、職場の人間関係に関するストレス、業務量が多いといった悩み、仕事の内容が自分に合わないといった悩みなどがあるようです。
- 仕事内容に原因がある
- 自分の中に原因がある
- 職場環境に原因がある
- めんどうな仕事ばかり任される
- 仕事にモチベーションが上がらない
- 自分でコントロールできる仕事が少ない
仕事そのものに対して「大変」と感じている場合には、あなたの仕事に対する考え方・向き合い方を見つめ直してみましょう。
どのような仕事でも、自発的・能動的に仕事に向かうと働きがいが出てきます。
「やらされている・・・」と思うとやる気が失せても、「自分でやっている」という感覚が持てると、前向きに取り組めることが増えるはずです。
仕事に前向きに取り組むためには、自分の中で「目標」をもって働くことがおすすめです。
例えば、「今年は学会発表をする」「〇〇の病態を理解する」など、達成したときに自分がうれしいと思える、自分の成長が感じられる目標を立てましょう。
あくまで、上司や職場から命じられたことではなく、自分で自分のために立てる目標であることが大切です。
- 仕事を好きになれない
- 取り組みに自信が持てない
- 将来に不安を感じる
自分が好きなことを仕事にできれば最高ですが、そのように思える人は一握りかと思います。
「この仕事が好きだ」と思わなくてはいけないと感じているようなら、今すぐその思いを捨ててOKです。
あなたが今できていること、対象者の役に立てていることに目を向けてください。
役に立てていると実感できている時には、仕事の楽しみも感じられているのではないでしょうか。
そのような成功体験の積み重ねが、あなたの自信につながっていきます。
あなたが自分で自分の成長を感じられるよう、スモールステップでの目標を立ててみるのも良いと思います。
上司からの評価とは別に、自分で自己採点するような目標を持つようにしてみてください。
- 上司や同僚と馬が合わない
- スタッフルームでなじめない
- 自分の実力が正当に評価されない
どの職場でもそうですが、「人間関係」の悩みは、「大変」と感じやすい原因の中でも上位になります。
言語聴覚士の場合には、スタッフとの意見・価値観の違いに悩むことが多いのではないでしょうか。
「自分と他人の考え方はそもそも違う」「意見がちがって当たり前」といった認識を持つようにしましょう。
そうすることで、「なんで私の意見を理解してくれないの?」といった悩みではなく、「どうすれば伝わるかな?」といったポジティブな思考に切り替えていくことができます。
仕事が大変:言語聴覚士ならではのつらさ



自分が提供するリハビリの訓練内容に自信が持てないということは若手から良く聞かれることです。
PTやOTは広い訓練室でリハをやるため、先輩のやっていることを見れたり、自分がやっている姿を見てもらって後でアドバイスをもらえたりします。
言語聴覚士は個室で孤独・・・
しかし、言語聴覚士の場合には、訓練の提供場所が個室です。
先輩がどのような訓練を提供しているのかを見たり、自分の訓練内容が妥当なのか見てもらうことができません。
そのため、どうしても訓練場面をビデオで撮影するなどして、勤務時間外に先輩に相談するしかありません。
相談の機会が限られてしまうと、なかなか自分の訓練内容に自信が持てませんよね。
セミナーを上手く利用しよう
最近では、オンライン・セミナーも増えてきました。
リハノメは、あなたの好きな時間に、好きな講座を受講することができます。
第一線の講師陣の講座を1ヵ月見放題で3,080円なので、通常のセミナーに参加するよりもはるかにお得だと思いませんか?
知識をつけることで、少しずつ訓練に自信も持てるようになるでしょう。


上記の「言語聴覚士は個室でやっている」ということにも関連しますが、言語聴覚士が何をやっているのかが他の職種の人に分かってもらえずに、孤独感を感じている人もいます。
まだ、摂食嚥下は分かりやすいですが、言語訓練は何をねらっているのかが他の職種には伝わりにくいでしょう。
他職種とのコミュニケーションを大切にしよう
カンファレンスなどで、対象者の言語・コミュニケーションの特徴を伝えても、いまいち興味をもってもらえないことってありませんか?
おそらく、興味をもってもらえないというよりは、あなたが何を伝えようとしているのかが伝わっていないのではないかと思います。
日ごろから他職種の人とコミュニケーションをとって、言語聴覚士の視点を小出しに伝えていきましょう。
言語聴覚士の仕事が大変と感じている時に「やってはいけないこと」



「大変」と感じている時には、極端な思考に陥りやすいです。
例えば、「仕事を辞める」「仕事を続ける」といった二者択一の考え方は、あなた自身をさらに追い込んでしまいかねません。
仕事がつらい時には、ひとまず休憩・休みをとってみましょう。
気分転換をすることも大切です。
「仕事が大変だなんて、自分が弱いせいだ」
「みんなは仕事をこなしているのに、自分だけつらいと感じなんてダメだ」
このように自分を責めてしまうのはやめましょう。
攻め続けてしまうと、精神的に体調を崩してしまいかねません。
もし、そのような気持ちになる場合には、信頼できる人にあなたの気持ちを聞いてもらうことも検討しましょう。
自分に余裕がなくなると、周囲に対して強くあたってしまうことがあります。
特に、後輩など自分より弱い立場にいる人に攻撃的になることはやめましょう。
ストレスを他人にぶつけるのは良くないと分かっていても、いざそのような状況になると自分が制御できなくなることもあるかもしれません。
少し冷静になって、自分自身を客観視してみるように努力してみましょう。
自分の気持ちをごまかしながら無理をし続けると体調を崩しかねません。
最初は「少し体がだるい」「朝の寝起きが悪い」「仕事に集中できない」などの軽い症状かもしれませんが、これらの症状が悪化してくるようなら早めに対処しましょう。
くれぐれも、無理はしない方が良いと覚えておきましょう。
今すぐに職場を離れた方が良いケース



まずは、今の職場・環境で改善できるところを探してみることも大切ですが、すでにメンタルに不調が出ている場合には、話が変わってきます。
「元気がでない」「食欲がわかない」「眠れない」「気分が悪い」「感情がわかない」などの状態が続く場合には、病院にいって相談しましょう。
仕事によるメンタルの不調が原因の場合には、ひとまず仕事から離れて、あなたの体調を最優先に考えましょう。
体調が戻ってから、再スタートを考えるのでも遅くありません。
言語聴覚士を「大変すぎる、やめたい」と感じる人へ



言語聴覚士を「やめたい」と感じる理由には、上記の他にも「お金」「人間関係」「仕事内容」など、色々とあると思います。
今の仕事を続けるのがつらいと感じる理由を整理したうえで、言語聴覚士という職業から離れた方が良いのか、今の職場を離れれば言語聴覚士として輝けるのか、今一度考えてみましょう。
言語聴覚士という職業から離れた方が良いかもしれない・・・と感じる方は、以下の記事もお読みください。
あなたの人生がもっとも大切



言語聴覚士は専門性が高く、病気や障害を抱えた対象者を相手にするため、精神的な疲労感が蓄積しやすい職業です。
それに加えて、職場の人間関係や仕事内容などでもストレスを感じている場合には、けっこうしんどいですよね。
転職もひとつの選択肢
転職するためには、今の職場に退職の意向を伝えたり、次の職場を探したりと違うエネルギーが必要となります。
そのため、なかなか最初の一歩が踏み出せずにいる人も多いのではないでしょうか。
転職サイトを利用すべき
転職を考える場合に、最初の一歩は転職サイトへの登録です。
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働きながら次の職場を探そうとしている人にとって、登録しないなんて損ですよね。
転職・退職となると色々と気にかかるところがあるかとは思いますが、
もっとも大切なのは
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より良い人生への最初の一歩を踏み出すために、
まずは転職サイトに登録して求人情報を得てみましょう。
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