【残念】療法士のキャリアアップで有利になる資格など存在しない【リハビリ業界】

キャリアアップを目指す療法士「リハビリ業界でキャリアアップするのに有利な資格って何だろう?将来を見据えて資格の勉強を始めたい。おすすめの資格があるなら知りたいな。」

こういった疑問にこたえます。

記事の前提

この記事は、キャリアアップに興味のある療法士(=理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の有資格者に向けて書いています。

この記事の内容

  • リハビリ業界の療法士のキャリアアップで有利になる資格はない
  • 療法士のキャリアアップなら、「資格」より「能力」を重視すべき
  • 資格なんて努力すればとれる。大切なことは他にある

この記事を書いた人

Twitter(@hagukumichild

この記事を書いている僕は、言語聴覚士として働いています。基本は臨床家ですが、上記のように研究でも成果を出しています。今までに、学会シンポジスト大学での講義書籍執筆といったキャリアも経験しました。

「キャリアアップには資格取得が重要」なんて思っていませんか?

実は、リハビリ業界でキャリアアップに有利な資格なんてありません。残念。

なぜなら、資格と能力は比例しないからです。

実際に、僕は言語聴覚士の免許の他には、英検3級、運転免許くらいしか資格は持っていませんが、上記のようなキャリアを経験できています。

この記事では、療法士のキャリアアップに必要なマインドを解説します。

読み終えると、あなたが将来のためにすべき行動がみえてくるはずです。

リハビリ業界のキャリアアップで有利になる資格など存在しない

なにかの資格をとることで、今後のあなたのキャリアが約束されることなどありません。

さて、そもそもキャリアアップってなんでしょうか?

キャリアップ=特定の分野でより専門的な知識・能力を向上させ、経歴を高めること

要するに、転職によって今より待遇のよい職場にうつったり、今の職場でポジションが上がるといったことをいうようです。

”資格”はただの努力をたたえる記念品

リハビリ業界、療法士界隈で有名な資格といえば、各種の認定資格でしょうか。

例えば、以下のように山ほど種類があります。

  • 心臓リハビリテーション指導士
  • 呼吸療法認定士
  • 栄養サポートチーム専門療法士
  • 認知症ケア専門士
  • 福祉住環境コーディネーター

などなど。

正直、この辺の資格ってビジネス色が強いと思いませんか?認定する運営団体がボロ儲けしているような・・・。

ただ、資格取得のために一生懸命に勉強するので、知識のインプットの機会にはなりますし、「あぁ、勉強したのね」といった印象は与えることができます。

資格と能力は比例しない

「キャリアアップに有利な資格はないという最大の理由」がこれ。上記のような資格を持っていても、組織に何かメリットを与えないですよね。

なので、経営者からすると、『資格を持っている=有能な人』という方程式にはなりません。ただ、「目標に向かって努力できる人」ということは伝わるかも。

資格はないよりは、もちろんある方が良いと思います。

でも、資格取得には時間も費用もかかるので、あなたの能力を上げる方に注力すべきです。

リハビリ業界でキャリアアップを目指すなら「資格」より「能力」を伸ばすべき

なぜ、キャリアップといえば資格取得と多くの人が考えて実行するのか?

まず、前提として、資格取得は『楽』です。

なぜなら、教科書にそって勉強するといった筋道があり、ゴールも明確です。自分が何をすべきでどこまで進んでいるのかが簡単に判断できるからです。

じゃあ、臨床はどうでしょうか?真逆だと思いませんか?

実際の臨床は資格のための学習と全然ちがう

臨床で出会う人は、同じ診断名だとしても症状は様々。そもそも、一人ひとりが違うわけなので、「こうすれば上手くいく」といったハウツーは適応できません。

でも、こういった状況でも、柔軟に仮説を立て、検証し、仮説を立て直し、、、といったサイクルを回すことが大切ですよね。

これこそが、臨床で大切な『能力』だと思うんです。

臨床で必要な『本質的な能力』を高める方法

結論はシンプル。“目の前の対象者から学ぶ”ことです。

これは、理学療法士でも、作業療法士でも、言語聴覚士でも、全ての療法士で当てはまると思います。

対象の方にリハビリを提供する療法士なら、臨床スキルが命です。

あなたがやるべきことは、臨床スキルを伸ばすこと。

ただ、この臨床スキルは数値化することができません。数値化できない尺度は、考え方がどうしても抽象的になってしまいます。

そこで、自身の臨床を可視化することが重要になります。

臨床の可視化=症例報告(論文)

これが最適解だと思うのです。

だから、セミナーでインプットするより、1本の論文を読んだ方が収穫が多いと思います。英語論文まで広げられると情報の幅がかなり広がりますよ。

「でも、英語はハードル高いよ・・・」って人でも、ツールを使いこなせば読めますよ。以下の記事もチェックしてみてください。

>>【英語が苦手な療法士:論文の読み方のコツ~ツールを活用セヨ】を読む

可視化された臨床スキル、要は症例報告を書こう

症例報告をまとめようと思うと、対象者の方の情報を詳しく把握する必要が出てきます。

その方にまつわる情報の中で、不明な点があれば自分の言葉で説明できるまで調べなくてはいけません。

また、自身の臨床を客観的に振り返る絶好の機会にもなります。これを繰り返すことで、臨床スキルが爆上りになることの想像は簡単だと思います。

独学でもできるので、非常にコスパも良い学習方法だと思います。

症例報告はうまくまとめれば、論文として投稿することもでき、投稿が受理されれば対外的にも業績となります。

実は、キャリアアップについては、資格なんかより論文が効力を発揮するんですよね。極論、資格取得にかける時間と労力があるなら、症例報告を書く方が良いと思っています。

詳しくは、【症例報告の作成こそ最強の勉強方法:独学のススメ】もお読みください。こちらは言語聴覚士向けに書いていますが、療法士全般に当てはまると思います。

まとめ:資格なんて努力の証【臨床スキルを高めよう】

記事のポイントをまとめます。

  • リハビリ業界のキャリアアップで有利になる資格はない
  • 資格なんて努力の証。能力を示すものではない。
  • 資格取得よりも時間と労力を臨床スキルの向上にあてるべき
  • 臨床スキルを上げるためには症例報告をまとめよう

ざっと、こんな感じになると思います。

この記事は、『資格取得によって、療法士のキャリアアップにつながるか?』というテーマで書いてきました。

結論は『臨床で必要な本質的な能力を高めましょう。そうすれば、どこの職場でも重宝されますよ』っていたってシンプルな話でした。

そして、臨床スキルを伸ばすためには、症例報告をまとめることをオススメします。目の前の対象者の方から、最大限学ばせて頂くのです。

症例報告はうまくまとめることができれば、論文として世に出せます。この論文が、”資格”以上に対外的に認めてもらいやすい業績となっていくでしょう。

>>【症例報告の作成こそ最強の勉強方法:独学のススメ】

とはいえ、中には資格がないと働けないものもあります。僕がもっている「言語聴覚士」の国家資格がそうですね。こういった類の、あなたがやりたい仕事をしていく上で必須の資格取得には全力で取り組みましょう。

この記事が、あなたの将来への取り組みについて、本質を見つめ直すキッカケとなれれば嬉しいです。

おまけ:キャリアアップ転職を目指す人へ

なお、【言語聴覚士におすすめの転職サイト:ベスト3】では、リハビリ業界で転職したい人向けのサイトをまとめています。ちなみに、療法士であれば理学療法士であろうと作業療法士であろうと、おすすめの転職サイトは変わりません。

当たり前ですが、キャリアアップ転職を成功させるためには、転職サイトの利用が便利です。登録がまだの人は、ぜひ登録してみてくださいね。

転職サイトは相談だけで登録することも可能です。詳しくは【転職エージェントは相談だけでもOK?相談のコツとおすすめエージェントを紹介】の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

無料登録しておけば、求人情報が流れてきますので、もし興味のあるものがあった時に問い合わせてみる感じで良いかなと思います。

【失敗しない】リハビリ業界の転職エージェントの選び方:ランキング&最大活用のコツ

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