先日、以下のNFTアートを購入しました。
やったね✨
— ゆう@子ども専門の言語聴覚士 (@hagukumichild) May 21, 2022
狙っていたNFTアートが購入できました🎨このアートは、発達障害をもつ“でこりーぬ”さんが作成されたそうです。ユニークで魅力的、引き込まれるような作品で大満足です♪障害をもつ方が好きなこと・得意なことで稼ぐための選択肢が増えたらなぁと思って応援させていただきました🎉 https://t.co/H9zEUB7otb pic.twitter.com/QJv7VNUaVQ
このアート、当時のレートで20,000円くらい。

「えっ!?ただのデジタル画像に2万円!?」
って思いますよね。僕も最初はそうでした。
この作品は、NFTアートと呼ばれるものです。日本円ではなく、ネット上で使用できる仮想通貨を利用して購入します。
NFTアートは世界中で流行っており、無数にコレクションが存在します。
今回は、僕がその中から「Kawaii Girl Collage Eureka」のコレクションを購入した理由を紹介しようと思います。
結論からいうと購入した理由は以下の3つ。
- 障害をもつ人が収入を得る手段の広がりを応援したい
- NFTという未来を作るテクノロジーに投資したい
- 将来的に価値があがるかもしれない
それでは、さっそくお読みください。
目次
NFTアートってなに?



NFTアートとは「誰が所有しているのか一目瞭然のデジタルアート」です。
NFTアートの価値は「所有」にある



「NFTアートって言っても、ただのデジタル画像でコピーできちゃうじゃん…」
上記のように思う人も多いかもですが、NFTはそもそもコピーを防止する技術じゃないんですよ。
NFTは「誰が所有しているか」ということを誰から見ても分かるようにする技術です。



「なので、コピーされたとしても、自分のものだという主張が簡単にできるわけですね」
『誰が販売して、誰が購入し、その後は誰の手に渡ったか…』ということが時系列で保存されていきます。
》【残念】NFTはコピーできます。でも、NFTで大切なのは「所有」だから問題なし
このあたりは上記の記事で詳しく説明されています。



NFTの取引はすべてオープンになっていて、ブロックチェーン上で誰でも見ることができます。
このブロックチェーンというのは、取引履歴を1つのブロックにまとめて記録し、それを鎖のようにつないでいく技術です。上記の図のようなイメージですね。



「ブロックチェーンは、データの改ざんが現実的にムリと言われています」
データ改ざんがムリな理由は、ブロックチェーン内のあるブロックを改ざんするためには、改ざんしたブロック以降のすべてのブロックを改ざんする必要があるからです。
でも、ブロックチェーンでは数分ごとにドンドン新しいブロックが鎖につながっていくので、改ざんしようとしてもキリがありません。



「ブロックチェーンの更新速度を改ざんのスピードが上回らないとムリってことですね」
このようにブロックチェーンはデータ改ざんがムズカシイ。改ざん不可能な技術の上にNFTが運用されているので「データの所有権」が価値を持つわけです。
NFTはプロジェクトへの投資
NFTアートは、コレクションを運営するプロジェクトへの投資という意味合いもあります。
例えば、「ロードマップ」という形でコレクションが目指す道を公表しているところも多いです。
例えば、最初のコレクションを売ったら、次は〇〇に展開して、最終的に〇〇を目指します!
みたいな感じ。
このようなプロジェクトの方針や考えに共感して、応援の意味を込めた「投資」として購入している人もいます。



「世の中には、売りっぱなしでトンズラするNFTプロジェクトもあるので、運営元はチェックすべきですよ」
「Kawaii Girl Collage Eureka」とは?



「Kawaii Girl Collage Eureka」とは、NFTクリエイターのKazsuhiと障害者クリエイター集団のEurekaとのコラボコレクションです。
「Kawaii Girl Collage Eureka」の特徴
障害をもつクリエイターたちが「Kawaii girl collage」をベースに制作したコレクションです。
障害をもつ方々を応援、支援するためのコレクションであり、売り上げは障害をもつクリエイターたちの収入になるとのこと。
DIGITAL ART CENTERは「障害のある方の未来をクリエイターと一緒に切り拓く、就労継続支援B型の事業所」です。
障害をもつ人が、未経験からデザインやイラストのスキルを身に着けながら就労できる場所になっているとのこと。
そして「EUREKA」とは、DIGITAL ART CENTERが展開するオリジナル複合ブランドです。



「グッズ、ゲーム、キャラクター、映像など、クリエイティブな制作がたくさん!」
「Kawaii Girl Collage Eureka」の作品紹介



「Kawaii Girl Collage Eureka」では、上記のようなアートが出品されています。



「この他にも、まだまだ素敵なアートがあるのでOpenSeaで見てみてね!」
》OpenSea:Kawaii Girl Collage Eureka
僕が「Kawaii Girl Collage Eureka」のNFTアートを購入した理由



僕が「Kawaii Girl Collage Eureka」のNFTアートを購入を決めた理由は以下の3つです。
- 障害をもつ人が収入を得る手段の広がりを応援したい
- NFTという未来を作るテクノロジーに投資したい
- 将来的に価値があがるかもしれない
障害をもつ人が収入を得る手段の広がりを応援したい
障害をもつ人たちが働ける場所はまだまだ多くはありません。受け入れる企業が少ないため、自分がやりたいと思える仕事に就くことはとても難しいです。
そして、障害雇用ではたらく知的障害をもつ人の1ヶ月の平均賃金は11~12万円ほどと言われており、十分な収入を得られているとはいえません。



「この現状の中、障害をもつ人に『稼ぐスキル』を教えつつ、雇用する先進的な取り組みをされているDIGITAL ART CENTERに惹かれました」
さらに、今注目のWEB3.0のNFT事業で勝負しようとする姿は、従来の障害雇用のイメージを払拭して「かっこよく」「憧れる」仕事として世間に認知されて欲しいなと。
そんな願いを込めて、応援購入させて頂きました。
NFTという未来を作るテクノロジーに投資したい
僕自身、もともとNFTに興味があり、どうせ買うなら「障害福祉」に関係するものを買いたいなと思っていました。
そして、近い将来にNFTは僕らの生活の中に溶け込んでくるのではないかと本気で思っています。
例えば、以下のようなところで実用化されるのでは…
- ゲーム
- 会員証やチケット
- 資格や免許
実は、ゲームの中では既にNFTは出回っています。NFTは一点もので所有者がハッキリ分かるという特徴があります。
なので、ゲーム内でGETしたレアアイテムなどを売買して楽しめるわけですね。
他には、テーマパークのチケットやバンドのライブチケットなどもNFTにすることで転売問題などが解決されるかも(取引の履歴が残るので)。



「NFTには生活を便利にする技術が詰まっていると思っています!」
なんとなく、こういう未来を先取りする感じが好きなんですよね。
将来的に価値があがるかもしれない
NFTアートは「安く買って、高く売る」といういわゆる転売で儲けることもできます。
例えば、Kawaii Girl Collageの「Collage girl #49」では、最初の販売価格が0.03ETH(約10,500円)でしたが、今では0.8ETH(約28万円)で取引が成立しています。



「20倍以上、値を上げたわけですね!」
他にも、日本初のNFTで大成功をおさめているCrypto Ninja Partnersは、最初の販売価格が0.001ETH(約350円)だったのが、今では0.06ETH(約21,000円)と60倍の値段に跳ね上がっています。



「このアイコンもCrypto Ninja Partnersのキャラクターです」
このように、NFTはアートの価値が目に見えて分かるというおもしろさもありますし、所持しているアートを売って稼ぐこともできちゃいます。
とはいえ、今のところアート自体を気に入っているので、売るつもりはないのですが。
まとめ:NFTは楽しい



というわけで、「なぜ、2万円もするデジタルアートを買ったのか」という理由を紹介してきました。
ここまでをまとめます、
- NFTは「所有」を明らかにできる
- Kawaii Girl Collage Eurekaは障害をもつ人の関わるプロジェクト
- 障害をもつ人の職業選択の自由度を広げたい
こんな感じでしょうか。
ちなみに、NFTは今のところ日本円では購入できません。日本円で仮想通貨(イーサリアム)で買って、その仮想通貨でNFTアートを購入します。



「うっ…、なんだか難しそう…」
って思いますよね。僕もそのように感じていました。
でも、以下の記事ではNFTや仮想通貨を全く知らない人でも、仕事やプライベートでパソコンを使うくらいのITリテラシーがあれば購入できるように解説されています。
買ってみると分かると思うのですが、同じコレクションを持つNFTホルダーの人と仲良くなれたり、運営元との距離が近いので応援している感がでたりと楽しいですよ。
まだ「Kawaii Girl Collage Eureka」の作品も買えますし、他にもいろいろなアート・プロジェクトが出品しています。
ぜひ、NFTを購入したらTwitterのDMとかで教えてください。まだ、NFT仲間が少なくてさみしいので(笑)
それでは。