
「療育の先生との相性が悪い。でも、担当を変えたいだなんて、なかなか言い出せないな…。どうしたらいいのかな?」
こういった悩みをテーマに記事を書いてみます。
- 療育の先生と合わないなら、無理しないでいい
- 合わないなら、担当を変更してもらおう
- 自分に合った支援者を見つける方法
支援の場は限られているし、数か月待ってやっとつながった療育。でも、担当してくれる先生と合わなくて大変…。
こんな悩みを抱えていませんか?
子どもの療育で先生と合わないと感じたとき、どうしたら良いのでしょうか?
この記事では、基本的には我慢し続ける必要はないといったスタンスで解説していきます。
結論から言うと、担当の変更をお願いしましょう。自分に合った支援者を見つけると、子育てが楽になります。
療育の先生と合わないなら、無理しないでいい。



解決策はシンプル。担当変更をお願いしましょう。
質問:なぜ、先生との相性で悩んでいるのですか?
人間なので「合う・合わない」があるのは当然です。
例えば、美容室で担当してくれた人が「合わない」と感じたら、次回は担当変更をお願いしたり、他の美容室に行ったりしますよね。
でも、療育だとこれが当たり前にできない。なぜでしょうか?
- 療育の場が少ない→施設を選べない
- 先生を指名できない→人を選べない
こういった背景があるように思います。
誰との相性が悪いのか?
療育の先生と合わないと感じるとき、相性が悪いのは親である場合と、子どもである場合がありますよね。
あなたはどちらでしょうか?
親と先生の相性は大切です。なぜなら、療育の場では「子育ての相談」のウエイトは大きいはず。
相性が悪い人に相談しようなんて思えないですよね。
付き合っていけば分かり合えそうなのか、生理的にちょっとムリそうなのか、このあたりは自分で判断がつくのではないでしょうか。
子どもとの相性も大切ですが、どちらかと言えば、親との相性を優先すべきだと思います。
最初はなんとなく上手くいっていないようでも、親と先生の相性が良ければ、その雰囲気を感じ取って関係を築ける子は多いです。
子どもと先生のやりとりを見ていて、気づいたことなどは正直に伝えてみましょう。きっと先生だって、できるだけ早い段階で子どもと関係を作りたいはずです。
いずれにせよ、無理する必要はない
先生との相性が悪いと感じる場合、無理して我慢するのは良くないと思います。
だって、我慢して消耗するために療育に通っているわけではないですよね?
療育の定義はいろいろ言われていますが、僕は以下が大切だと思っています。
親子の自己実現を応援する場
親が親としての人生を前向きに歩めるように、子育ての負担が少しでも軽くなるように支援することが大切。
それに加えて、将来の子どもの可能性が広がるように、丁寧に関わっていくことが必要だと思っています。
合わないなら、変えよう
少なくとも、療育の場が「消耗する場」となっているのは良くないです。
なかなか「この人との相性は抜群!」っていう人には出会えないかもしれませんが、「相性が悪くはない」という人なら出会いやすいと思います。
案外「合わないわけではない」くらいの距離感でも、一生懸命に考えてくれる人であれば頼りになる部分も多いものです。
支援者は選ぶ時代へ。我慢する必要はないと思う。



結論、あなたが支援者を選びましょう。
質問:あなたの希望する支援者はどんな人?
あまり理想を高く持ちすぎると、なかなか支援にたどりつけない…ということになりかねませんが、自分の希望は持っていても良いと思います。
たとえば、僕が自身の子育てサポーターに求めたいのは以下のこと。
- 穏やかな人
- 押し付けがましくない人
- スキルは未熟でも一生懸命な人
この3点はゆずれません。たぶん、上記の反対側にいる人は、、、僕と相性が良くないので。
とはいえ、自分と相性が良い人がどのような人なのか?ということが分からないという人もいるのではないでしょうか?
そんな時には、自分の友達に共通する人柄を考えてみるのが良いかもしれません。
「仲良しの3人は、〇〇なところがあるな」など、自分が一緒にいて心地よい人の特徴を探してみましょう。
担当変更は支援を受ける側の権利だと思う
少し話が逸れてしまいましたが、自分が心地よく付き合える人の特徴が分かったら、それに合致するような先生を探しましょう。
「そんなこと言われても、先生は選べないし…」って思いますよね。これが、今の療育界隈の悪いところだと僕も思います。「支援者ガチャ」みたいに言われていますしね。
ちょっと裏ワザっぽいですが、以下の方法を試しても見ても良いかも。
- 主治医と合わない→コーディネーターやワーカーに相談
- STやOTと合わない→主治医に相談
- 指導員と合わない→管理者に相談
さすがに、本人に直接「担当を変えてください」とは言いにくいですよね。
施設内に、話しやすい人がいるならその人に伝えれば良いと思いますが、「特に話しやすい人がいないよ…」って人は上記の感じで相談してみると良いと思います。
我慢する必要はない
繰り返しになりますが、療育を受ける側の人が、支援者との相性で悩むなんてバカげていると思います。
他にも悩みはいろいろあるのに、療育に通うことで悩みを増やしてしまうのでは元も子もありません。
伝え方には気をつかうかもしれませんが、我慢しすぎるのは良くないと思います。
ここ数年で、療育の場はかなり増えてきました。
STやOTといった専門職も、まだまだ人数が足りていない現状は続いていますが、数年前に比べたら出会いやすくなってきたと思います。
たぶん、今後も支援者や療育の場は増えていくのではないでしょうか。
療育を受ける側が場所や支援者を選ぶ時代
おそらく、近い将来はこうなっていくのでは。個人的には、望ましい形だと思っています。
でも、時代の到来を待っているのも時間がもったいないので、なあなあと我慢せず、行動すべきだと思います。
というわけで、今回はここまで。
時々、「療育の先生と合わなくて…」と相談をうけることがあったので、記事にしてみました。
今回はちょっと偏った意見も含まれているので、賛否両論あるかもですが、僕は「療育で嫌な思いをするなんておかしい」と本気で思っています。
療育の場でパワーを充電。また、明日から頑張れそう。
そう思っていただけるような場所になるよう、僕自身も勉強を続けていこうと思います。
追伸:
ことばの発達に関する療育に興味がある人へ。
『ことばの発達:完全ガイド(はぐくみブログ)』では、幼児期のことばの発達については詳しく・分かりやすく解説しています。ぜひ、お読みください。