
「子どものことばの発達が心配。でも、何からどうやってあげたらいいのかな?誰にどう相談したらよいのかもイマイチ分からない。そんなことが解説してある本はないかな?」
このようなお悩みにこたえます。
- ことばの発達に関する本を紹介
- 目次とおすすめポイントを解説
- 今後も少しずつ更新していく予定



この記事を書いている僕は、言語聴覚士としてことばの発達がゆっくりなお子さんに関わっています。
ことばの発達や発達障害、療育などに関する本はたくさん出ています。
でも、「Amazonや楽天などで調べてみたものの、どれも難しそうで何から読んだらいいのか分からない、、、」といったご相談をいただくことも多いです。
そこで、今回は「保護者の方でも読みやすい本」を中心にご紹介します。
目次やおすすめポイントも解説しますので、参考にしてみてください。
目次
ことばの遅れのすべてがわかる本
- 第1章:ことばをはぐくむ10のポイント
- 第2章:うちの子は、ことばが遅い?
- 第3章:原因探しより、対応が大事
- 第4章:困ったときは、専門家に相談
- 第5章:対応のゴールは、楽しく暮らすこと
言語聴覚士の中川信子先生が監修した本です。イラスト満載で、一般向けに分かりやすく解説されています。「他の子よりことばが遅いけど、、、」と悩む保護者の方向けに、子育てで大切にして頂きたいポイントが整理されており、ことばの発達の原因と日常での対応の仕方なども紹介されています。
ことばの発達について心配や不安を感じている保護者の方へ、まず最初に読んでいただきたい本です。
発達障害の子の療育が全部わかる本
- 第1章:うちの子に療育が必要?
- 第2章:療育の制度と発達障害のある子への支援
- 第3章:療育ってどんなことをするの?
- 第4章:家庭での療育
- 第5章:学校と進路選択
言語聴覚士の原哲也先生が執筆された本で、「療育」について分かりやすく解説されています。子どもの発達が心配になったとき「何をすればいいのか?」「誰にどう相談したらいいのか?」といったところから、家庭での子育てのヒント、学校などの進路選択まで幅広く紹介されています。この本を読むことで、子どもの成長に関して先の見通しが持てることで少し不安がかるくなるかもしれません。
3歳までの子育てに大切なたった5つのこと
- 1:育児の基本は「子どもにこたえること」
- 2:こたえると子どものここになにが起きるのか
- 3:ママにできること、パパにできることの違い
- 4:子育てには保育園・幼稚園の支えも欠かせない
児童精神科医の佐々木正美先生が監修された本で、育児に大切なポイントを5つに絞って解説された本です。いますぐ実践できるアイデアなどを豊富なイラストで分かりやすく紹介されています。一般的な子育てにも、ことばの発達がゆっくりな子にも、共通して大切な育児のポイントが分かります。子どもと関わる全ての人に読んでいただきたい一冊です。
はじめてみよう ことばの療育
- 第1章:無理をしない療育のすすめ
- 子どもの育ち方で心配なことが…
- 知っておきたい発達の基礎知識
- 発達障がいって、どういうの?
- ことばの発達について教えて
- ことばの遅れって、どう考えればいいの?
- どのように育てていけばいいの?
- ゆたかなコミュニケーションのために
- 第2章 無理をしない「ことば」の療育の実際
- 「ちょうだい」が伝えられるといいな
- 日常の身近な活動からものごと・ことばの理解へ
- 「いやだ」「やめて」をもっと穏やかに
- 予告により見通しをもてるように
- 今日あったこと、話し合えたらいいな
- 絵本をいっしょに楽しみたい
- 遊びも歌も自分だけの世界!?
- 社会的な約束ごと、どう言えばわかる?
- 気持ちを伝えられるようになれば…
- なぞなぞ、しりとり、そろそろできる?
言語聴覚士の佐竹恒夫先生と東川健先生が監修された本です。上記の目次からも分かるように、ことばの療育の具体的な内容が紹介されています。親子で無理なく、気軽に取り組めるようなものばかりです。お子さんの発達に合わせた内容のものをピックアップしてやってみると良いと思います。