
ことばが出始めたお子さんの母親「少しずつことばが出るようになってきて良かった。でもまだ使える語いが少ないわ。語いを増やすような関わりや遊びってあるのかな?具体的にこんなおもちゃが良いなど紹介してもらえるとうれしいな」
こういった疑問にこたえます。
主にことばが出始めた段階のお子さんの
語いを広げるための玩具を紹介
- 名詞の語いを増やす
- 動詞の語いを増やす
- 物の属性に関する語いを増やす



この記事を書いている僕は、言語聴覚士(ST)という資格で、主に発達障害をもつお子さんたちのことばの発達に関する指導・支援を行っています。その経験・知識から、お子さんたちの語いを広げるためのポイントや私が実際に療育・リハビリテーションの中で使用している玩具をご紹介します。
本記事は、「ことばがポツポツと出始めた段階のお子さんの保護者」「まだ2語文が出ていないお子さんの保護者」に向けて書いています。
この記事を読むことで、お子さんのことばの発達を促すためにつかいやすい玩具のイメージがつくと思います。
もし、こちらで紹介した玩具で、お子さん達が楽しく語いを広げてくれたならうれしいです。
それでは、さっそくごらんください。
※発達がゆっくりな子への知育玩具のサブスクをお探しなら以下の関連記事もお読みください。
目次
言葉の発達に大切なおもちゃ選び①:名詞の語いを増やす
「ママ」「パパ」などの身近なことばを覚えてきたら、今度は身の回りにある物の名前に関する語いが広がってきます。
基本的には、お子さんが見ているもの、触っているものに対して、その場その場で「○○あったね」などと声かけをしてあげて欲しいと思います。
そして、お子さんから「これなに?」と聞いてくるようになれば、一気に語いは増えてきます。
まずは、おうちにある事物(くつ、ぼうし、コップ、ごはん…)から覚え、徐々に実際におうちにはない物もおもちゃなどを通して覚えていきましょう。
物の名前に関する語いが増えてきたら、「どうぶつ」「のりもの」などのカテゴリーに関する語いも加えていけると良いです。
最初は型はめなどを使いながら「どうぶつ」と「のりもの」に分ける・分類する練習をして、それができるようになれば「どうぶつ、どれかな?」などカテゴリーの理解へとつなげていきます。
言葉の発達に大切なおもちゃ選び②:動詞の語いを増やす
身近なことばを覚えてくると、動詞に関する語彙も広がってきます。
動詞に関しては、最初は「ぽい」「しゅっ」などの擬音語・擬態語から始まって、徐々に成人語に移り変わっていきます。
また、お子さんが実際にやっている時に、動作の語いを聞かせてあげるのが一番効率的に語いを習得できます。
生活の中では、下記の玩具も使えますが、お手伝いの中でも様々な語いを経験できます。
たとえば、テーブルを「拭く」、ごみを「捨てる」、おもちゃを「しまう」など。お子さんがやっている時に、「フキフキ、きれいに拭けたね」など幼児語を交えながら声かけをしてあげてください。
動詞の語彙が増えることで2語文へとつながりやすくなります。
言葉の発達に大切なおもちゃ選び③:物の属性に関する語いを増やす
形容詞などの物の属性を表す語いは上記の名詞や動詞よりも抽象的なため、習得に苦労するお子さんも少なくありません。
これは、たとえば「つめたい」という語いは、氷にも当てはまるし、金属にも、昨日まで温かかった味噌汁にも当てはまります。
このような属性に関する語いは、色々なものを扱う経験をとおして得ていく知識のひとつです。
最初に獲得する概念としては、以下のような大小や長短、色の概念が分かりやすいお子さんが多いです。
大小の概念を定着させる
大小の概念を定着させるためには、様々な大きさを比べる経験が必要です。
生活の中では、おとうさんのお洋服をかぶってみたり、おかあさんの靴をはいてみたりと体を通して大きさを感じるのも良いでしょう。
また、動物園に行って大きなゾウやキリンを実際に見る、アリなどの小さな昆虫を見るなどの経験も大切にしてあげてください。
おうちの中で遊ぶなら、以下のようなおもちゃも大小を意識するきっかけになります。
長短の概念を定着させる
長短の概念についても、大小同様に様々な長さを比べる経験が必要です。
生活の中では、そうめんをつかんだ時に「ながいね~」と声かけをしたり、糸電話を作って長さ・短さを体験したりしてもおもしろいと思います。
色の概念を定着させる
色については、まずは基本的な赤・青・黄などの原色が覚えやすいです。
最初は「りんごの赤」「バナナの黄色」など、お子さんが知っている単語と組み合わせて覚えさせてあげると分かりやすいと思います。
自分のお洋服や靴など、身につけるものの色に興味が出て、「好きな色」が出てきたなら、まずはその色の名前から覚えるのも良いと思います。
色の学習には、色に注目しやすいようなシンプルなおもちゃがおすすめです。
まとめ:言葉の発達に大切なおもちゃ選びのコツ
ことばが出始めた時期のおすすめのおもちゃや関わりをご紹介しました。
- 名詞の語いを増やす
- 動詞の語いを増やす
- 物の属性に関する語いを増やす
子どもたちは、おおよそ上記の順番で語いを増やしていきます。



「おもちゃ選びのイメージはつかめたけど、数あるおもちゃの中から、自分の子に合うおもちゃを探すのは大変そう・・・」
今回ご紹介したように、発達の状態に合わせた玩具を選んであげると、お子さんの興味・知的好奇心は引き出しやすいことが多いです。
とはいえ、発達の状態に合わせた玩具を数ある商品の中から選択するのは難しいですよね。
そんな時には、Cha Cha Chaやイクプルなどの、おもちゃのレンタルサービスをご利用になるのも良いかもしれません。
発達に合わせたおもちゃ選び:サブスクの紹介
子どもの発達を促すためには、『発達の状態に合ったおもちゃ』を選ぶことも大切です。
なぜなら、子どもたちは楽しい関わりの中で効率的に新しいスキルを学ぶからです。
特に発達がゆっくりな子では『〇歳用』と書かれた年齢を目安としたおもちゃ選びが難しい場合も多いです。
以下では、発達の状態に合わせたおもちゃ選びをサポートしてくれるサブスクを紹介します。
「おもちゃのサブスク」とは、毎月定額料金を支払うことで、定期的に自宅におもちゃを届けてもらうサービスです。
おすすめ①:業界最安のIKUPLE
コスパで選ぶなら圧倒的にIKUPLEがオススメです。
なぜなら、安いだけはなく、おもちゃの内容も高品質で豪華だからです。
基本的には実年齢に応じたおもちゃを届けるサービスですが、発達がゆっくりな場合は成長の状態を伝えることで、発達に合わせたおもちゃを提供してくれるとのこと。
以下の関連記事では料金などの詳細情報と口コミを紹介していますので、併せてお読みください。
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特別支援教育とは、発達がゆっくりな子たち一人ひとりに合った支援を提供するものです。
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以下の関連記事では料金などの詳細情報と口コミを紹介していますので、併せてお読みください。